49 介護施設の見学とその心得

介護施設のお部屋 エイジングプランナー佐藤コラム

初めまして。
エイジングプランナーの佐藤華江です。
わたしもこのコラムを書くこととなりました!
皆さんの今後のご参考になることが少しでもあると嬉しく思います。

さて、わたし佐藤の一回目は、介護施設の見学と心得について。
介護施設への入居を考えるタイミングは人それぞれですが、必要になったからと言って「即入居出来る」という考えは持たない方が無難と言えるでしょう。
施設の種類にもよりますが、高齢化社会の現在に於いて需要と供給のバランスは常に不安定であることを念頭に置いておかないと入居までに数か月から数年を要する場合があるからです。

希望に沿った施設の候補をいくつかに絞ることが出来たら、次にするのは現地見学です。
現在はコロナ禍ということで、見学者の人数や見学できる場所を制限する施設が大半です。
ご本人様にとっては新たな居住空間となり、ご家族様にとっては今後色んな面で関わっていくことになる場所なので、実際そこに入居が決まった場合に交通に関して季節や悪天候問わず訪れやすい場所であるか、建物自体や敷地全体の手入れや管理が成されているかなど見るのも良いかも知れません。
制限のある中での見学ですと、恐らく現在入居されておられる方々と介護職員さん達の関わり方を目にすることはできないと思いますが、可能であれば施設長やケアマネジャーに会えるかどうか、事前に確認できると良いでしょう。
現場職員の人となりが少しでもわかると、ご本人様もご家族様も安心できますね。

また見学の際には施設側がどの程度までのサービスを提供してくれるのか、家族側はどれくらい関わることが出来るのかなどについての説明をしっかり聞かれることをお勧めします。
家族側が持つ「当然」という意識と施設側が提供するサービスの内容で「こんなはずじゃなかったのに…」ということにならない為にも、見学の際には視覚だけの判断にならないよう心掛けてみて下さい。
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