68 長くお付き合いしていくもの

介護と言うと
「うちの親はしっかりしているからまだ私には無縁かも」
と思われる方も沢山居られると思いますが、
視力が落ちたようで細かい文字は私が代わりに読んであげてるの

何も無い平坦なところを歩いていても躓くことが増えたから注意して見てあげるの
というちょっとした日常の気配り目配りも立派な介護であると言えると思います。

介護の形は大きく分けて3つ、在宅介護であったりデイサービスの利用で一日の半分を介護施設で又残りの半分をご自宅でという場合もあり、そして介護施設に入所されているというパターンに分かれていると思いますが、在宅でご自身が親の介護に携わっておられるという方も、また介護施設で働いておられる方にとっても共通の認識であるとも言える、忘れてはいけない事の代表【服薬】について今日は書いてみようと思います。

介護現場で働き始めた頃、利用者様の大半が何らかのお薬を飲んでおられるという現実に驚いたことを思い出します。
自分の親が飲んでいる薬の多さに驚いたこともありますが、介護現場ではご利用者の数だけ服薬パターンと処方されている薬の数があるのですから規模の大きな介護施設となれば、それはもうもの凄い種類の薬が存在していて与薬に関する注意事項や決まりも徹底されていることでしょう。
現在私は小規模の介護現場で介護士として働いていますが、小規模つまりは入居されている方の人数が多くはない…という現場に於いても服薬(与薬)に関しては決まりが徹底されています。
お薬は施設看護師の管理の元に、食前・食後・眠前などに分けられて、確実にご利用者様各々に渡るような形で介護士の元に届けられます。
その指示に従い介護士は与薬を担うわけですが、その際にも与薬ミスが起こらないよう細心の注意を払いご利用者様に服薬していただくことになっています。
細心の注意で言えば、ご利用者様に服用していただくまでに日付、いつのタイミングで飲んでいただく薬なのか、そしてご利用者様のお名前の確認を最低でも2人の職員が確認します。
ご自分で袋を開け服用できる方であっても、開封からゴクリと飲み込まれるまでをしっかり見守るのが介護士の与薬責任となっています。
たまに、ご利用者様の方から「私、この薬今日は辞めとくわ」と仰る方も居られたりしますが、介護士にはその判断が出来ないので「処方されている分はしっかり飲んで下さいね」と服薬を促すことしか出来ません。
ご家庭で親御さんの介護に携わっておられる方も服薬(与薬)に関しては同じようにされていると思います。

服薬は長く付き合っていくものの一つとも言えますね。