73 車いすの役割とは

【車いす】と聞いて皆さんは一番最初に何を思い浮かべますか?

私は「足が悪くて歩けないから利用するもの」と、長い間それが自分の中の常識でした。

ところが今から10年ほど前でしょうか、
私は右足踵を粉砕骨折してしまい3カ月半もの間車いす生活を余儀なくされた期間がありました。
まだ若かったので自走をマスターするのも早かったのですが、同じ病棟に入院されていたご年配の方々はそうはいきません。
エレベーターに乗ることも、狭い通路を通ることも『誰かに助けてもらわないと1人では不安で動けない』という方が殆どだったのです。
その経験をした後に自分が介護の勉強を始めることになったのですが、ただ単に「足が悪くて歩けないから利用するもの」という杓子定規な解釈はしなくなっていました。
車いす=足が悪いだけではないことに気付いたからです。

歩行困難の要因には様々なものがあり、それでも人は移動手段を必要とし、その手段として車いすを利用するという仕組みが解ったからです。
車いすには自走用と介助用があり、それぞれにまたいろいろな種類が存在しています。

私は自走式の車いすに乗っていましたが、時折家族や友人に押してもらったことがあり、押してもらう怖さについても学んだ気がします。

そんな経験の多くを今現在、介護現場で活かせていると思うことがよくあります。
介護される側とする側のニーズに合った車いす探しをしてみるのも良いかもしれませんね。
車いすの役割とは