06 年末年始はフレイルチェックを

高齢者のフレイルチェックを エイジングプランナーコラム

明けましておめでとうございます。
2020年もどうぞよろしくお願いします。

年末年始のお休みが明け、今日1月6日から私たちも仕事スタートです!

毎年年明けは高齢の親を持つ娘さんや息子さん世代からのご相談が増える時期なんです。
なぜかというと・・・

皆さん年末年始に実家に帰り、ご両親と今後について話したり、ご両親の身体状況の変化に気付いたりで、私たちへのご相談の電話が増える、というわけです。

今年も早速ご相談の連絡がありました。
娘さまがお母様についてのご相談。
まだお母様ご自身で出来ることも多くあり、介護がすごく必要なわけではないけれど、火の管理やふらつき、物忘れが気になってご心配されているかたからのご相談でした。

実家に帰り「あれっ!?」と感じることがあったかたは、【フレイル】と呼ばれる状態にご両親がいるかもしれません。
昨今いろいろなところで取り上げられているこのフレイル。

フレイルとは、「健康」と「要介護状態」の中間を指しており、「虚弱」を意味します。

久しぶりに会ったら
「あれっ、こんなに細かった!?」
「ほとんど外出もしていない様子・・・」
「キレイ好きだったのに、家が散らかっている・・・」
など感じることがあった場合は、このフレイルであることも考えれます。
このフレイルの時期に、適切な対応ができるかで、以前のような健康な状態に近い身体状況に戻るか、介護が必要な要介護状態に進んでしまうか分かれてきてしまうのです。

特に親がひとりで暮らしていると、年齢的にもどうしても食事の用意が億劫になってしまい低栄養になってしまいます。
そうすると・・・

低栄養 → 筋肉量の低下 → 身体機能の低下 → 活動量の低下 → 食欲低下 → 低栄養

というサイクルになってしまい、虚弱から要介護への道を進んでしまいます。

食事や適度な運動や社会との接点をしっかり持つことで、このサイクルを抜け出すことができるのですが、まずこのフレイル、という状況に気が付く、ということが重要です!

久しぶりにご両親と会ったかたも多いのではないでしょうか。
なにか今までと違うことに気が付かれたことはありませんでしたか?