10 介護施設相次ぐ倒産 戻らぬ前払い金、戸惑う家族

介護施設相次ぐ倒産 エイジングプランナーコラム

Webの日経新聞に表題のような記事が出ていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54610260Q0A120C2CC1000/

私たちのお客さまでは幸いご案内した施設が倒産し入居金が戻ってこない、というかたは13年の活動のなかではいませんでしたが、この仕事をしていると度々耳にする入居金のトラブル。
実際私も何度かお電話で「相談するところがわからないので」というかたから、途中退去での返金に関して施設とトラブルになっている、という相談を受けたことがあります。倒産した場合、上限500万円の保全措置を設けている施設もありますが、探す一般のかたからするとリスクを感じる問題です。

入居金のトラブル、というと今、この時代にも入居金の初期償却の割合がとんでもない割合の有料老人ホームがある、と聞いたりもします・・・。
(ちなみに初期償却がある施設で比較的多いのは3割の初期償却。初期償却がない施設もあります。)

施設の倒産は先日も書いた通り未来設計のようなこともありますが、最近は働くスタッフが集まらずに倒産ということも出てきています。人手不足が叫ばれる中、介護を含むサービス業は特に大きな問題となっています。
施設のなかには2階はオープンできたけど、スタッフが足りなくて3階がオープンできない・・・なんていう話をここ数年耳にすることが多くなりました。

施設は入居していただく高齢者本人やそのご家族から選ばれるだけでなく、働き手からも選ばれる施設でないと生き残れない時代になっています。